■□■野菜と料理と、季節の装い■□■

先日のケータリングのご予約でビシソワーズ（じゃがいもの冷製スープ）をお出ししました。

シンプルで美味しくて、パンによく合います。
不思議とお米な気分にはならないのです。（←どんな気分だよ）



「材料」
・じゃがいも（スライス）
・ポロねぎ
・玉ねぎ
・ブイヨン（なければ顆粒コンソメ）
・生クリーム
・牛乳
・バター
・塩こしょう
・ローリエ

「作り方」
・バターを溶かし、ポロねぎ、玉ねぎをしんなりするまで炒める。
・じゃがいもも投入しちゃって、バターをしっかり馴染ませるように炒める。
・ブイヨン、ローリエを加え、塩こしょうをして30分ほど煮込む。
・ローリエを取り除き、ミキサーにかけ、シノワで濾す。
・生クリーム、牛乳を加え塩こしょうで味を整え冷やして完成！


★じゃがいもはアツいうちに濾すベシ。

マッシュポテトなども一緒ですが、熱いうちは細胞膜が柔らかくなっているため、細胞同士が離れやすいわけなんです。
で、冷えてくると細胞をつないでいるペクチンが固くなって組織が丈夫になるため細胞同士が離れにくくなるのです。
これを無理に裏ごしをかけると、細胞膜が破れ中から糊状になったデンプンが押し出されて粘りが増し裏ごしをしにくくなるという仕組みなんですね～

みなさん分かりにく説明で、お分かりいただけたでしょうかねー



そんな裏ごしの理由からいろいろ私の気持ちを大きな胸で受け止めてくれるコレ↑

この料理の疑問に答えてくれる「コツの科学」。
最高に面白いです。

今まで当たり前にやっていたことって、「何故？？」と考えたことありますか？
この本、科学的な根拠で説明をしてくれるのでナルホドねと。

やり方を知っていれば、理由なんて別に知らなくても生きていけますけども、そこは敢えて薦めたいわけですよ。
知ると料理がより楽しくなるわけですよ。

だって、「火の上でウナギやサンマを焼く時、横からあおぐのはなぜでしょう」なんて理由が書いてあるんですよ。
科学的にグラフ付で（笑）

やっぱ気になるでしょ？？


アマゾン行って探してみてー。

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